新社会人の心得 社内での人とのつきあいかた(1)
学校は、教師が指導者として、一番上、その下は学年上、先輩、後輩の
序列がありますが、同学年はすべて横一列同じという集団社会ですが
会社は、まったく違います。
家庭や学校と違い、社長、専務、部長、課長、係長、一般社員と
いうように、縦型の序列がきまっています。
おわかりのように、会社の仕事は、上からの命令と下からの受命に
よって成り立っています。
この上から下への命令系統によって日本の会社の運営が保たれているわけです。
この序列には一種の権威がつけられています。
社員が、その権威に敬意を払い、重んじることによって、仕事が
スムーズに行なわれていくわけです。
日本の会社社会では、その権威(序列)を無視した行動は、無視された人の
立場や人格まで否定したことになり、失礼になるばかりでなく、社員としての
資格まで疑われかねません。
自分の意見や考えが、上司の考えや命令と異なることは別に構いませんし
それを意見として述べるのは、積極的な会社活動への参加として評価されます。
しかし、意見はあくまで意見であり、最終的に会社や上役が下した結論には
従いそのとおりに活動することが大切です。
◆先輩、年長者の経験を尊び学びとる心
新人にとって、部署内の先輩は最も身近な仕事の師匠です。
なかには真似のしたくないような先輩もいますが、そのような先輩は
反面教師として考えれば別な面で学ぶことができます。
先輩、とくに年長者に対しては、仕事の内容や地位によって見下すような態度は
絶対につつしむべきと覚えておきましょう。
人はそういう態度に敏感で、けっして自分のためにはならないものです。
石原裕次郎という昭和の時代を象徴する大スターがおりました。石原さんは
自分より年上の人は、どのような仕事の人でも、自分より長く生きて苦労した人として
尊敬し、自分からあいさつをされていたそうです。裏方のおじさんでも、警備員のおじさんでも
自分から、気さくに声をかけていったそうです。
彼がなぜ多くの大衆に愛されていたのかが、理解できるエピソードです。
先輩、年長者に、親しみをこめた尊敬の念で接すれば、あなたはきっと可愛がられます。
それは、仕事のコツやヒントなどを教えてくれる、学ばせてくれるなど、きっと自分のプラスに
なってくるものです。
投稿者 on 2011年02月06日 08:47
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