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社内文書 辞令の例文と書き方
●辞令とは辞令は、社内の人事に関して変更があるときに、任免権を
有する者が直接本人に交付する命令書のことです。
形式どおりに書き、簡潔な文章としますが、受令者の人生を
左右するものになる文書ですので正確かつ慎重に書きます。
●辞令を出す場合
辞令は、社員の採用･配属･昇格・降格‐昇給‐減給･出向
転任(転属･転勤)･休職･戒告･停職･免職･退職などの際に
交付されます。
●保存期間
文書の保存期間は、一般に内容の重要度、資料としての
価値、使用度、効力のある期限などに基づいて決まります。
辞令も、このような点を考慮して、各企業によって決められた
期間保存されます。
●辞令の例文
辞 令
仕入部調達課
今野輝常殿
平成××年××月××日づけをもって、総務部人事課勤務を
命じます。
基本給月額××円を支給します。
よりいっそう職務に励まれんことを期待します。
平成××年××月××日
株式会社 東北関東
代表取締役社長 嶋田久次郎 ㊞
●作成上のチェックポイント
必要な事だけを簡潔に書くこと
必要な事項以外は一切省略し、簡潔な文面にします。
また、文書番号を記入する必要はありません。
書式は自社の様式で
辞令は、一般に社内で決められている様式に従って書きます。
縦書き横書きのどちらでもかまいません。
正確な字で書く
発令年月日、部署名、役職名は正確に書き、受令する者の氏名
については略字体ではなく、戸籍名で正確に記入します。
また、社員番号･職員番号がある場合は付記しておくと、より正確性が
増します。
受令者には｢殿｣を使用
受令する者の氏名には男女を問わず｢殿｣をつけます。
文体の統一
辞令は、実質的に命令文書ですが、文章表現は、命ず より 命じます とする
ソフトな表現が好まれています。
契印を押す
契印は、辞令と辞令原簿にまたがらせて押印します。
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