新社会人の心得 「うっかり失言」には要注意
●「うっかり失言」には要注意
仕事に慣れてくると、今まで先輩同行で行っていた営業も
一人で訪問するようになります。緊張しまくった一人での
営業も数をこなしていくうちだんだんと場慣れしてくるので
営業の面白さにちょっと気づき始めまてきます。
そんなときに、おきやすいのが、「うっかり失言」というミスです。
これは、仕事上の取引会話ではおきにくく、どちらかというと
その合間の雑談の場でおこりやすいものです。
たとえば、自分のことを謙遜した表現をしようとするあまり
取引先から、出身大学(高校)などを聞かれたとき
「私は、××大学(高校)なんです。私でも入れた学校なんですよ。」
なんて答えたところ、取引先の人もそこの出身だったとか、もっと悪いのが
その人の息子さんが、今年一次志望でそこを受験したが落ちていたなんて
いう状況がわかった場合。
場をつなぐためのとりとめのない雑談のなかで、悪気はないのに
ついうっかり、相手の心をぐっさりやってしまったかたちになっています。
実は、失言というものは本来ならその場ですぐに謝罪するのが
最善なのですが、ここで、やってしまいがちなのが
「いや、そういう意味じゃなくてウチの大学は!」
などと失言をいいつくろおうとする行為。
これは、かえって深い泥沼にはまるのでやめたほうがいいです。
難しいかもしれませんが、「しまった、やってしまった。」と気づいても
あわてず、最後まで話をつづけるのが良い方法です。
そのとき、例文の学校の話だったら
「私は、××大学(高校)なんです。私でも入れた学校
なんですよ。でも良い学校でした。私の知り合いにもお前の大学に
行けばよかったよ。 あんなに、クラブやサークルが充実したところ
あんまりないよ。」とよく言われるんです。
このくらいのフォローができればいいですね。新社会人でこのフォローが
できればたいしたもんだと思います。
しかし、その前に自分の失言に気づくのも大変です。それだけ取引の合間の
雑談は要注意と考えておきましょう。
特に、学歴や趣味の話には気をつけましょう。
格言 フォローができない失言はしっかり謝罪する
投稿者 on 2008年04月18日 17:24
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