新社会人の心得 知らないことを尋ねるのは恥ではない
●自分の知らないことはその場で尋ねておこう。
取引先を訪問し、商談を進めているなかで、過去の取引などで
自分が引き継ぎを受けるときに聞いていなかったような事実が
出てくることがあります。
わからなくて、当然のことなのですが、こんな場合
「帰って、先輩や上司に確認しておけばいいだろう。」などと
自分で判断し、わからないままにして帰ってくるのはちょっと
あぶない考え方です。
ビジネスの現場で、信用を得る大切な守りごとのひとつに
「自分がわからないまま、話を進めない。」という鉄則があります。
難しいビジネス用語・時事用語もそうですが、実務経験の少ない
新社会人が、そんなにたくさんの知識をもっているわけがありません。
知識が少ないことは恥ではなく、知らないことをそのままにしたり、
知ったかぶりをして、うなずいてしまうことこそが恥ずかしく、危険な
ことと、認識しておきましょう。
かっての取引で起きたその事柄は、もしかすると自社にとっては
ありがたくない話かもしれません。会社という組織では、人事異動の関係で
担当が変わったり、その他のトラブルで、担当者が変わったりすることは
よくあるパターンです。ひとりが、ずっと1社の仕事を担当・管理しつづける
ケースは少ないものです。
自分の知らないことは、話の腰を折らない程度のタイミングを見計らい
「先ほど、お話された件ですが。」というような切り出し方で聞いて確認
しておきましょう。
投稿者 on 2008年04月14日 11:35
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