手紙文の書き出しと結び 8月
手紙は、書き出し部分がすな浮かべばあとはスラスラと書けるものです。
つまり、書き出しの文句がうまく浮かばないことが手紙を
おっくうと感じる大きな理由なのです。
時節ごとにあった書き出し文の定番をうまくアレンジして
手紙を書く習慣を続けてみてはいかがでしょう。
8月は、葉月(はづき)と呼ばれます。葉月の由来は諸説あるようですが
木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという説が最も有力で
あると言われています。また、「月見月(つきみづき)」と呼ばれることも
あります。
◆8月にあった手紙の書き出し
8月は、二十四節気でいうと、秋の区分に入り
●立秋(りっしゅう) 8月8日ころ
実際には、まだまだ暑い日が続くのですが、古来より「秋立つ日」として
俳句や和歌などで思いをこめて詠まれていました。
●処暑(しょしょ) 8月23日ころ
夏の苦しい暑さがようやく衰えはじめるころ。
にあたります。
8月は、各地で有名なお祭りが開催されまたお盆休みなどもあり
日頃は落ち着いている地方も、活気づく月です。
8月の手紙の書き出しは、まだまだ続く暑さへの思いや故郷への
思いを込めた書き出しが多くなります
※時期は目安ですが、この前後にあった季語の書き出しを使いましょう。
◆8月 【葉月】の書き出しの言葉
◆八月上旬頃
・暑さますます厳しく、しのぎがたい毎日が続いておりますが
皆さまお変わり・・。
・初秋とは名ばかり、厳しい残暑の毎日が続きますが・・。
・暦の上では秋だというのに、暑さは一向に衰えませんね。
・立秋とは名ばかりの炎暑しのぎがたき折ですが・・・・。
・いつまで猛暑が続くのでしょう。
・この暑さも今がピークでしょう。涼しい秋がもう少しでやってきます。
・暑さにじっとがまんの毎日です。負けないで頑張っていらっしゃいますか。
◆八月中旬頃
・残暑厳しきおり、ご家族の皆様、つつがなくお過ごしでしょうか。
・残暑なお厳しくしのぎかねております。そちらさまもお元気でいらっしゃいますか。
・盆踊りの季節になりました。今年もさぞにぎやかなことでしょう。
・昼間の暑さもさることながら、寝苦しい夜が続くと体にこたえますが
お変わりございませんか。
・故郷の夏祭りの思い出が懐かしい年になりました。
・今年の残暑は例年になく厳しく、あと一息の暑さと気を
引き締めています。
◆八月下旬頃
・さまざまな思い出を残し、今年の夏も終わろうとしています。
・夏の暑さもあと少し、秋はもうそこまで来ています。
・さすがに朝夕は涼しくなりましたね。
・虫の音に秋の気配を感じます。
・窓から入る涼しげな風に、なぜかほっとするこのごろです。
・にぎわった海にはもう土用波が押し寄せたとのこと。
◆八月の結びの言葉
・土用明けの暑さはことのほかです、皆さまどうぞお元気でお過ごしくださいますよう。
・残暑厳しきおり、ご健康にはくれぐれもお気をつけください。
・昼の暑さが厳しいだけに、夕涼みの解放感は尽くしがたいものがあります。
ご健勝のほどお祈り申し上げます。
投稿者 on 2009年07月08日 18:30
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