手紙 手紙文の書き出しと結びの言葉 2月
用件を伝えるだけなら、メール・電話・FAXなどですませるほうが
簡単です。でも生活していくうえでは、どうしても手紙を書かなくては
ならない時もありえます。
あらたまって、手紙を書く必要なときとはどんなときなのでしょうか。
それは、「電話やはがき・メールでは失礼にあたるとき」です。
自分の今の気持ちを、丁寧に伝えなければならないときです。
でも、いざ書こうとしても、手紙はどのように書き始めればいいのか。
書き出しの文句がうまく浮かばないことも、手紙を利用する
人が減った一つの理由なのです。
時節ごとにあった書き出し文の定番をうまくアレンジしてオリジナルな
心のこもった手作りの手紙を書いてみましょう。
●2月にあった手紙の書き出し
■二月 【如月】の書き出し文例
●二月上旬
・暦の上では春立ちましたが、相変わらずの寒さ厳しい毎日が続いております。
・春とはいえ、霜柱の解けるひまもない寒さでございます。
・暦の上では立春も過ぎましたが、梅のつぼみもまだかたく、春はまだ遠うございます。
・余寒なお耐えがたきこのごろですが、皆様にはご息災にお過ごしのことと存じます。
・"冬来りなば、春遠からじ“と申します。
・早咲きの梅のつぼみがほころび始めました。
・冬来りなば、春遠からじと申します。
・雪間からのぞく黒土がうれしいこのごろです。
・雪消月の名のとおり、日に日に春めいてまいります。
・寒さもややゆるみ、春の訪れが待ち遠しい季節となりました。
・桃の季節も近づきましたのに、冬があと戻りしたような毎日が続いております。
●二月中旬
・残寒去りやらぬ折柄、皆様お元気ですか。-
・梅の花もほころび始め、春の訪れの近いことが感じられます。
・厳しい寒さの中にも、日の光が暖かく感じられる季節となりました。
・雪解けの水もようやくぬるみ、春のきざしが見え始めました。
・軽暖の候、お変わりもなくお暮らしのことと存じます。
・残寒なお肌を刺すこのごろ、お元気の由なによりのことと存じております。
●二月下旬
・余寒の候、皆様お変わりございませんか。私どもも一同つつがなく消光致しております。
・寒さがゆるみ始めたと思うと、雨の日が多いこのごろです。
・残寒身にしむこのごろですが、いかがおしのぎでいらっしゃいますか。
・水ぬるむ候、皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
・柳の芽もやや色めき始め、生命の息吹を感じます。
・耳を澄ませばうぐいすの声、春が待ち遠しい限りです。
●二月の結びの言葉
・立春も過ぎ、春をひたすら待ちわびるこのごろ。どうぞご自愛のほどを。
・春近しとはいえ、寒さはまだまだ続きます。お体をおいといくださいますよう。
・日足は延びても、寒さはことのほか厳しいこのごろ。どうぞ元気でお過ごしください。
投稿者 on 2008年02月15日 20:18
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