手紙文の書き出し 3月の書き出しと結び
手紙は、書き出し部分で悩まなければすんなり書いて
いけるものです。
つまり、書き出しの文句がうまく浮かばないことが手紙を
おっくうと感じる大きな理由なのです。
時節ごとにあった書き出し文の定番をうまくアレンジして
手紙を書く習慣を続けてみてはいかがでしょう。
●3月【弥生】にあった手紙の書き出し
3月は、二十四節気でいうと、
・啓蟄(けいちつ) 3月6日ごろ
寒さがゆるむにつれ、冬ごもりしていた虫が土の中から出てくるころ。
・春分(しゅんぶん) 3月21日ごろ
彼岸の中日にあたり、昼夜の時間が同じ。暑さ寒さも彼岸までと言います。
冬の気は去り、春本番を迎える。
やっと春が来る、そのうれしさを表した書き出しが多くなります。
※時期は目安ですが、この前後にあった季語の書き出しを使いましょう。
■3月【弥生】の書き出しの言葉
●3月上旬頃
・早春の候、寒さもだいぶゆるんでまいりましたね。
・弥生の候、木も花もつぼみをふくらませております。
・春寒の候、皆々様にはいかがお過ごしでしょうか。
・浅春の候、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。
・桃の節句も過ぎて、いよいよ春がやってまいりました。
・日中はだいぶ暖かくなってまいりました。
・一足先に春色のブラウスがほしい季節となりました。
・コートを脱ぐ日ももうすぐです。春まだ浅いこのごろ、ご機嫌いかがですか。
・花の便りの聞こえるこのごろ、学生生活もあとわずかでございますね。
●3月中旬頃
・春一番が吹き、さすがに暖かくなりましたね。
・卒業写真を写す日も間近となりました。
・野山がだんだん明るい色に染まるのが楽しみな季節となります。
・春雨に草木の芽もふくらむ今日このごろです。
・春光うららかなこのごろ、心までなごむ気持ちです。
・余寒も薄れ、一雨ごとに暖かくなります。
・寒暖定まらぬ毎日ですが、ご家族の豊像もっっがなくお暮らしのことと存じます。
・淡雪も消え、春の気配が感じられます。
●3月下旬頃
・寒さもゆるみ、一雨ごとに春めいてまいります。
・暑さ、寒さも彼岸まで。今年も春分の日を迎えるころとなりました。
・春一番が吹き、もうすぐ待ちに待った卒業式でございますね。
・桜のつぼみもふくらみ、春色にわかに深まってまいりました。
・野山の雪も解け始め、ここ北国にも春の近いのを感じるこのごろです。
・雪解けの声は聞かれるものの、春の足音はあと一歩のようです。
■3月にふさわしい結びの言葉
・暑さ、寒さも彼岸までと申します。春はもうそこまできております。
くれぐれもお体を大切にお過ごしください。
・日差しも日に日に明るくなり、心躍るようでございます。油断して
風邪などめしませんようにお気をつけてお過ごしください。
・寒さもあと一息の辛抱。元気な春を迎えましょう。
投稿者 on 2008年03月08日 09:50
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