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ある愛の詩 Love Story

◆ある愛の詩 Love Story

   1970年 アメリカ映画(カラー)

筋立ては明らかに古典的なメロドラマを踏襲したもの。
以外に、脚本も粗く、映画としての完成度もけっして
高いものとはいえません。

でも、当時久しぶりに作られたメロドラマということで
空前の大ヒットとなった作品。

「愛とは決して後悔しないこと。」というセリフが流行語までに
なりました。
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◆ストーリー

若い弁護士オリヴァーは、ニューヨークのセントラル・パーク・スケートリンクの
観覧席で、最愛の妻ジェニーとの出会いのことを思い出していた。

大学生のオリヴァーがはじめてジェニーに会ったのは、大学の図書館だった。
彼女はそこでアルバイトをしていた女子大生。お互いの身の上はあまりにも
かけ離れていたが、かえってそれが新鮮に感じられた二人だった。

オリヴァーは名家の4世で、アイスホッケーが趣味のお坊ちゃん。
ジェニーはイタリア系移民の菓子屋の娘だ。

ジェニーは彼のアイスホッケーの試合の応援にゆき、オリヴァーは彼女が熱中
しているバロック音楽の演奏を聞きにいった。

ふと気がついたとき、二人はもう深い恋のとりこになっていた。

ある日ジェニーはフランスヘ行って音楽の勉強をしたいと突然言い出して
オリヴァーを驚かせた。これだけお互いの身の上が違えばこの恋がいつか
悲劇に終わるであろうことを予知して、それを避けようとしたための決断であった。

しかしオリヴァーはジェニーのそんな思惑など問題にせず、彼女にプロポーズするのだった。
楽しい毎日だった。

やがてオリヴァーは優秀な成績で卒業、ニューヨークに居を構えた。
やっと二人に訪れた幸福・・・・・。

◆見どころ

ニュー・シネマ以後のアメリカ映画は、純愛に対する一種の不信が
主流をなしていました。ベトナム戦争の後遺症により愛をすら信じることの
できない、そんな映画ばかりだったのです。それが病めるアメリカの一現象で
あったのでしょうが、正直暗い人生観がただよう映画ばかりでした。

でも、やはりアメリカの大衆も、やはり純愛の尊さ、すばらしさを描いた物語や
映画に飢えていたのでしょう。

エリック・シーガルの小説がベストセラーになったあと、映画もまた興行成績の
歴史を塗り替えるほどの大ヒットを示しました。

◆主なスタッフとキャスト

監督・・・・アーサー・ヒラー
製作・・・・ハワード・G・ミンスキー
脚本・・・・エリック・シーガル
撮影・・・・リチャード・クラティナ
音楽・・・・フランシス・レイ

出演
アリ・マッグロー・・・・ジェニー
ライアン・オニール・・・オリヴァー
レイ・ミランド・・・・・オリヴァーの父
ジョン・マーレイ・・・・ジェニーの父

Posted by guide : 18:18 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲

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