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サウンド・オブ・ミュージック The Sound of Music

◆サウンド・オブ・ミュージック The Sound of Music

   1965年 アメリカ映画(カラー70ミリ)

「オクラホマ」、「南太平洋」、 「王様と私」などのブロードウェイ・ミュージカルの
歴史を築く傑作を送りだしたリチャード・ロジャーズ(作曲)とオスカー・ハマースタイン二世(作詞)
コンビの最後にして、最大のヒット作の映画化です。

後年、「ゴット・ファーザー」に抜かれるまでの間、名作「風と共に去りぬ」を凌ぐ興行成績で
長い間、興行収入ベスト1に君臨していた家族愛溢れるミュージカルの代表傑作です・

◆ストーリー

マリアはオーストリアのザルツプルクにある修道院の修練女だが,うたってばかりいて
朝のお勤めもおくれ勝ち。そんな彼女を理解する院長もマリアの将来を考えた末、依頼が
きていた、男やもめのトラップ家の家庭教師の仕事をすすめます。 
トラップ家には7人の子供たちがいて、厳格な軍隊式教育をほどこす父トラップ海軍大佐を
愛しながらも、ちぢみあがっていました。

マリアはあきれながらも,この教育方法に激しい抵抗を感じていきます。
大佐はシュレーダー男爵婦人を後妻に迎えるつもりで、男爵夫人を迎えににウィーンへ
出かけた時,留守はマリアのひとり天下になる。

留守中、部屋の古いカーテンの生地を利用して子供たちの遊び着を作り町へ繰り出す
マリアと子供たち。丘を駆け,野を走り,公園や湖のほとりで、マリアは子供たちに
「ドレミの歌」で、歌の素晴らしさを教えてあげるのです。マリア独特の教育法に
生きるよろこび、歌うよろこぴが一挙に爆発していくのです。

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帰ってきた大佐は驚き、怒り、マリアに修道院に帰るよう命じますが、大佐もかっては
音楽を愛したことがあったのです。妻の死いらい,妻とともに楽しんだ音楽への思いを
かたくなに閉ざしていたが,子供たちの歓迎の歌にやさしい心をとりもどし、一家には
ひさしぷりになごやかな空気がよみがえった。

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だが、男爵夫人を歓迎するパーティーがひらかれた夜,大佐と踊ったマリアは胸の
ときめきをおぽえ、大佐への愛をおそれて修道院へ帰っていくのです・・・・・・・。

◆見どころ

開巻、アルプスの山並みを70ミリカメラがパン(移動撮影)していくと、マリア
(ジュリー・アンドリューズ)は,緑の丘を走り,跳びはねながら,大好きな歌を歌う
場面になります。

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とても暖かさを覚えるオープニングから始まるこのミュージカルは、さんさんと降りそそぐ
太陽の下,ミュージカルの舞台のワクから飛び出して、緑あふれる野や山の下に家族愛と
非道な権力に立ち向かう勇気を,歌い上げていくのです。

とてもわかりやすく、子供が見ても、お年寄りが見ても素直に感動できる素晴らしい作品です。

ミュージカルは苦手でも、この映画だけは別という方が沢山います。

◆気になる役者さん

ジュリー・アンドリュース・・・マリア

イギリス生まれのミュージカル界の名花たる彼女は、映画デビュー作
「メリー・ポピンズ」で、見事オスカーを獲得、大スターへの道を歩んで
いくのですが、演技的にはこちらがベスト。

優しく、しっかりした母親像というのは、アメリカ映画に伝統として存在して
いましたが、このマリア役はまさに理想の母親でありました。

マーニ・ニクソン・・・・・・・修道僧 ソフィア

ジュリー・アンドリューズがイギリスの舞台で演じた大ヒットミュージカルが
「マイ・フェア・レディ」。彼女は映画化でも主演を熱望していましたが、ネーム
バリューの関係で、映画化ではオードリー・ヘップバーンに決まってしまいました・
マニー・ニクソンはそのオードリーの歌の吹き替えを担当した人です。

◆主なスタッフ・キャスト

スタッフ

監督・・・・ロバート・ワイズ
製作・・・・ロバート・ワイズ/ソウル・チャップリン
脚本・・・・アーネスト・レーマン
音楽・・・・リチャード・ロジャース/オスカー・ハマースタイン二世/アーウィン・コスタル
撮影・・・・テッド・マッコード
編集・・・・ウィリアム・レイノルズ

キャスト(役名)

ジュリー・アンドリュース・・・マリア
クリストファー・プラマー・・・トラップ大佐
エレノア・パーカー・・・・・・男爵夫人
リチャード・ヘイドン・・・・・マックス・デトワイラー
ペギー・ウッド・・・・・・・・修道院長
マーニ・ニクソン・・・・・・・修道僧 ソフィア

7人の子供たち
シャーミアン・カー・・・・・リースル
ヘザー・メンジース・・・・・ルイーザ
ニコラス・ハモンド・・・・・フレドリック
デュアン・チェイス・・・・・クルト
アンジェラ・カートライト・・ブリギッタ
デビー・ターナー・・・・・・マルタ
キム・カラス・・・・・・・・グレートル


Posted by guide : 22:26 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲

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