July 09, 2009
イージー・ライダー Easy Rider
◆イージー・ライダー Easy Rider
1969年 アメリカ映画 (カラー)
◆ストーリー
キャプテン・アメリカと仲間のビリーは、コカインを密輸して一儲けした。
札束を手にした二人は、改造型の大型バイク ”チョッパー” であてのない
旅に出発する。
異様な長髪、ひらひらの皮ジャソパー、サングラス。そのどれもが
人々に、危惧と不安を抱かせる。
二人のオートバイはロサンジェルスから一路南へと向かった。
どこまでもつづく一本の道をひた走るバイク。
二人は、モーテルに行き一夜の宿をもとめるも、異形のオートバイと
長髪を見ると、モーテルの主人は顔をひっこめた。
二人は、とりあえず野宿することになった。たき火を囲みながら
マリファナを吸う二人。その晩はぐっすりと寝ることがてきた。
やがて、二人はジーザスというヒッチハイカーに出会い、彼とともに
ヒッピー部落へ向かう。そこはコンミューンと呼ばれる共同体部落。
すべては自給自足で行なわれていた。マリファナ、フリー・セックス
東洋思想、すべてがそこでは混沌と入り混じっていた。
だが、二人はどこかなじめなかった。
二人はまたも ” 自由の旅 ” に出た・・・・・・・・。
◆見どころ
望遠レンズやズームの多用、ハレーションだらけの映像が続き
まるで自分がドリップしたかのような気分にさせられる映画と
いう印象が強く残った映画です。
当時、その異様な映像とシナリオがあるのかないのかわからない
設定に当時の批評家は酷評を浴びせました。
しかし、映画の作り方としては、確かに大胆で新しかったのは事実です。
もはやアメリカン・ドリームというものは、当時の若者には存在しなくなっていた。
アメリカはかつての希望あふれる健全な大国ではなく、病める国に変貌していた
その精神状況が、当時の風俗と共に生き生きと描かれた代表作です。
◆気になる役者さんたち
ピーター・フォンダ(キャプテン・アメリカ)
デニス・ホッパー(ビリー)
ピーター・フォンダもデニス・ホッパーも共に過去に
薬物使用の経験があったそうですが、だからこそあの感覚が
表現できたのでしょう。まるで実体験というリアルさが感じられました。
◆主なスタッフとキャスト
スタッフ
製作・・・・・ピーター・フォンダ
脚本・・・・・ピーター・フォンダ/デニス・ホッパー/テリー・サザーン
撮影・・・・・ラズロ・コヴアックス
キャスト
ピーター・フォンダ・・・キャプテン・アメリカ
デニス・ホッパー・・・・ピリー
ジャック・ニコルソン・・ジョージ・ハンスン
1969年 アメリカ映画 (カラー)
◆ストーリー
キャプテン・アメリカと仲間のビリーは、コカインを密輸して一儲けした。
札束を手にした二人は、改造型の大型バイク ”チョッパー” であてのない
旅に出発する。
異様な長髪、ひらひらの皮ジャソパー、サングラス。そのどれもが
人々に、危惧と不安を抱かせる。
二人のオートバイはロサンジェルスから一路南へと向かった。
どこまでもつづく一本の道をひた走るバイク。
二人は、モーテルに行き一夜の宿をもとめるも、異形のオートバイと
長髪を見ると、モーテルの主人は顔をひっこめた。
二人は、とりあえず野宿することになった。たき火を囲みながら
マリファナを吸う二人。その晩はぐっすりと寝ることがてきた。
やがて、二人はジーザスというヒッチハイカーに出会い、彼とともに
ヒッピー部落へ向かう。そこはコンミューンと呼ばれる共同体部落。
すべては自給自足で行なわれていた。マリファナ、フリー・セックス
東洋思想、すべてがそこでは混沌と入り混じっていた。
だが、二人はどこかなじめなかった。
二人はまたも ” 自由の旅 ” に出た・・・・・・・・。
◆見どころ
望遠レンズやズームの多用、ハレーションだらけの映像が続き
まるで自分がドリップしたかのような気分にさせられる映画と
いう印象が強く残った映画です。
当時、その異様な映像とシナリオがあるのかないのかわからない
設定に当時の批評家は酷評を浴びせました。
しかし、映画の作り方としては、確かに大胆で新しかったのは事実です。
もはやアメリカン・ドリームというものは、当時の若者には存在しなくなっていた。
アメリカはかつての希望あふれる健全な大国ではなく、病める国に変貌していた
その精神状況が、当時の風俗と共に生き生きと描かれた代表作です。
◆気になる役者さんたち
ピーター・フォンダ(キャプテン・アメリカ)
デニス・ホッパー(ビリー)
ピーター・フォンダもデニス・ホッパーも共に過去に
薬物使用の経験があったそうですが、だからこそあの感覚が
表現できたのでしょう。まるで実体験というリアルさが感じられました。
◆主なスタッフとキャスト
スタッフ
製作・・・・・ピーター・フォンダ
脚本・・・・・ピーター・フォンダ/デニス・ホッパー/テリー・サザーン
撮影・・・・・ラズロ・コヴアックス
キャスト
ピーター・フォンダ・・・キャプテン・アメリカ
デニス・ホッパー・・・・ピリー
ジャック・ニコルソン・・ジョージ・ハンスン
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July 01, 2009
アメリカン・グラフティ American Graffiti
◆アメリカン・グラフティ American Graffiti
1973年 アメリカ映画(カラー)
1962年...ベトナム戦争突入直前の
アメリカ的な楽天主義が残された最後の時代を
描いた映画。
アメリカンニューシネマと呼ばれる映画ばかりの
ハリウッドに新しい風を吹き込んだ最初の傑作。
◆ストーリー
ここカリフォルニアの地方都市。夕闇迫れば、盛り場には
どこからともなく若者たちが集まってくる。
スティーヴ、カート、テリー、ジョンの4人もいつものように
メルのドライヴインに集まってきた。でも今夜はいつもと
特別な夜だ。
というのも、スティーヴとカートは、明日の朝になれば
東部の大学へ行くために、この町をあとにしなければならない。
居残り組のテリーやジョンとも今夜が最後なのだ。
こんな田舎町での、若者たちの唯一の楽しみといったら
カッコいい車に乗ってイカした女の子をハントすることだけ。
ちょっとはマシな車を持っていること、これも粋な男の
たしなみなのである。
スティーヴ、カート、ジョンはいちおうの車を持っているのに
テリーだけは、ベスパのスクーターである。それだけならまだしも
度の強い眼鏡をかけている彼はどうも女の子にはもてそうにない。
テリーは18歳、スティーヴとカートが17歳で、ジョンは22歳だ。
ジョンは、大学とか学問とかにはまったく興味がないタイプ。
しかし、彼と彼の車は、近郊のドライバーが腕試しを挑むほど
有名なのだ。今日も昼間からジョンを探し回っているドライバーが
いた。
そんな4人の特別な晩がそれぞれの思いをこめて過ぎていく・・・
◆見どころ
彼らのカー・ラジオからひっきりなしに聞こえるディスクジョッキー
ウルフマン・ジャックの声。ウルフマン・ジャックは58年から66年までの
8年間、テキサス州のラジオ局から全米に向かって毎日休むことなく
ロックンロールをを流し、大声でわめきちらしながらしゃべっていた実在の
人物で、実際に当時の若者たちの心をとらえていたのです。
本名をボプ・スミスといったそうです。
ジョージ・ルーカスが自伝的な要素をこめて作ったこの映画は
ニューシネマの暗さ、重さにくらべると大変明るいものです。
古き良き時代のアメリカの最後の時代。それがルーカスにとっては
とてもこだわりたかった部分なのでしょう。登場する男女のファッション
流れるオールディーズの名曲、そしてその時代の若者たちの青春像が
見事に表現された名作です。
この映画以降、多くの アメ・グラ スタイルの青春群像映画が続きました。
ちなみに、ルーカスに一番近いと思われるのは最後に作家になったと
タイトルロールされるカートだと言われています。
◆主なスタッフとキャスト
監督・・・ジョージ・ルーカス
製作・・・フランシス・フオード・コッポラ/ゲイリー・カーツ
脚本・・・ジョージ・ルーカス/グロリア・カッツ/ウイラード・ヒュイック
撮影・・・ロン・イーヴスレッジ、ジャン・ダーケン
主演
リチャード・ドレイファス・・・・・・・カート・ヘンダーソン
ロン・ハワード・・・・・・・・・・・・・スティーブ・ボランダー
ポール・ル・マット・・・・・・・・・・ジョン・ミルナー
チャールズ・マーティン・スミス・テリー・フィールズ
キャンディ・クラーク・・・・・・・・・・デビー・ダンハム
シンディ・ウィリアムズ・・・・・・・・ローリー・ヘンダーソン
ウルフマン・ジャック・・・・・・・・・ディスクジョッキー、ウルフマン・ジャック本人役
ハリソン・フォード・・・・・・・・・・・ボブ・ファルファ
1973年 アメリカ映画(カラー)
1962年...ベトナム戦争突入直前の
アメリカ的な楽天主義が残された最後の時代を
描いた映画。
アメリカンニューシネマと呼ばれる映画ばかりの
ハリウッドに新しい風を吹き込んだ最初の傑作。
◆ストーリー
ここカリフォルニアの地方都市。夕闇迫れば、盛り場には
どこからともなく若者たちが集まってくる。
スティーヴ、カート、テリー、ジョンの4人もいつものように
メルのドライヴインに集まってきた。でも今夜はいつもと
特別な夜だ。
というのも、スティーヴとカートは、明日の朝になれば
東部の大学へ行くために、この町をあとにしなければならない。
居残り組のテリーやジョンとも今夜が最後なのだ。
こんな田舎町での、若者たちの唯一の楽しみといったら
カッコいい車に乗ってイカした女の子をハントすることだけ。
ちょっとはマシな車を持っていること、これも粋な男の
たしなみなのである。
スティーヴ、カート、ジョンはいちおうの車を持っているのに
テリーだけは、ベスパのスクーターである。それだけならまだしも
度の強い眼鏡をかけている彼はどうも女の子にはもてそうにない。
テリーは18歳、スティーヴとカートが17歳で、ジョンは22歳だ。
ジョンは、大学とか学問とかにはまったく興味がないタイプ。
しかし、彼と彼の車は、近郊のドライバーが腕試しを挑むほど
有名なのだ。今日も昼間からジョンを探し回っているドライバーが
いた。
そんな4人の特別な晩がそれぞれの思いをこめて過ぎていく・・・
◆見どころ
彼らのカー・ラジオからひっきりなしに聞こえるディスクジョッキー
ウルフマン・ジャックの声。ウルフマン・ジャックは58年から66年までの
8年間、テキサス州のラジオ局から全米に向かって毎日休むことなく
ロックンロールをを流し、大声でわめきちらしながらしゃべっていた実在の
人物で、実際に当時の若者たちの心をとらえていたのです。
本名をボプ・スミスといったそうです。
ジョージ・ルーカスが自伝的な要素をこめて作ったこの映画は
ニューシネマの暗さ、重さにくらべると大変明るいものです。
古き良き時代のアメリカの最後の時代。それがルーカスにとっては
とてもこだわりたかった部分なのでしょう。登場する男女のファッション
流れるオールディーズの名曲、そしてその時代の若者たちの青春像が
見事に表現された名作です。
この映画以降、多くの アメ・グラ スタイルの青春群像映画が続きました。
ちなみに、ルーカスに一番近いと思われるのは最後に作家になったと
タイトルロールされるカートだと言われています。
◆主なスタッフとキャスト
監督・・・ジョージ・ルーカス
製作・・・フランシス・フオード・コッポラ/ゲイリー・カーツ
脚本・・・ジョージ・ルーカス/グロリア・カッツ/ウイラード・ヒュイック
撮影・・・ロン・イーヴスレッジ、ジャン・ダーケン
主演
リチャード・ドレイファス・・・・・・・カート・ヘンダーソン
ロン・ハワード・・・・・・・・・・・・・スティーブ・ボランダー
ポール・ル・マット・・・・・・・・・・ジョン・ミルナー
チャールズ・マーティン・スミス・テリー・フィールズ
キャンディ・クラーク・・・・・・・・・・デビー・ダンハム
シンディ・ウィリアムズ・・・・・・・・ローリー・ヘンダーソン
ウルフマン・ジャック・・・・・・・・・ディスクジョッキー、ウルフマン・ジャック本人役
ハリソン・フォード・・・・・・・・・・・ボブ・ファルファ
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June 28, 2009
おもいでの夏 Summer of '42
◆おもいでの夏
1971年/アメリカ(カラー)です。
◆ストーリー
15歳の夏、ハーミー(ゲーリー・グライムス)は第二次大戦の戦火から
逃れるため、ニューイングランドの沖合いに浮かぶ美しい島にきていた。
彼はその島で、オシー(ジェリー・ハウザー)とベンジー(オリヴァー・コナント)という
友人を作りいつも3人は、退屈な日々を終日海辺で暮らしていた。
彼らの好奇心は、もちろん性への欲求が強く、旺盛な好奇心を湧きたたせていた。
ある日、3人は小高くなった丘にポツンと建つ家の前で、新婚の若い夫婦が楽しげに
語らっているのを、遠くから眺めていた。
ハーミーの目には、その美しい新妻の横顔が鮮明に焼きついて離れず、ただ呆然と
小さな家を眺めていた。翌日、桟橋でボートに跳び乗ったハーミーの目に昨日の
美しい女の姿が映った。
彼女は、戦場に向かう夫を見送りに来ていたのだ。彼女のドロシー(ジェニファー・オニール)と
いった。・・・・・・・
◆見どころ
「1942年の夏、僕たちは沿岸警備隊の詰所を4回襲った。
五本、映画を観た。九日間雨が降った。ベンジーは腕時計
をこわし、オシーはハーモニカを吹かなくなった。そして僕
は、あの十五歳のハーミーを永遠に失ってしまった。」
セックスへの好奇心、年上の女性への憧れ、そして体験と
思春期映画の典型的パターンを踏襲しながら、みごとな哀感を
表現した名作です。
スーラーの点描画を彷彿させるロバート・サーティーズの撮影はおそらく
撮影カメラノレンズに何かをかぶせて撮ったのでしょう。この風景の
美しさにまずしびれてしまいました。また当時の人気映画音楽家
ミシェル・ルグランの哀切なテーマ曲は今でもお気に入りの映画音楽です。
なんといっても、ラストのハーミーとドロシーのダンスシーンと一夜をともに
過ごすシーンの静けさが素敵でした。
勇気だめしでコンドームを買うくだりも、当時の自分にはとても気持ちが
理解できた名シーンでもあります。
ロバート・マリガンの知性と穏やかで優しさ溢れる演出は、気持ち
の良い映画とはどういう映画なのかを、端的に教えてくれます。
地味ですが、アメリカ映画珠玉の一作といえます。
◆気になる役者さんたち
ドロシー役を演じた、ジェニファー・オニールは結局これだけが
印象に残った作品となってしまいました。憂いをおびたあの面影は当時の
思春期だった映画ファンには、忘れられない一人となっているでしょう。
当時の話題 以下は
出典: 1971年とは
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
1978年のその他の代表映画
北米
1. ある愛の詩
2. Little Big Man (Little Big Man)
3. おもいでの夏(Summer of '42)
第44回アカデミー賞
* 作品賞 - フレンチ・コネクション
* 監督賞 - ウィリアム・フリードキン(フレンチ・コネクション)
* 主演男優賞 - ジーン・ハックマン(フレンチ・コネクション)
* 主演女優賞 - ジェーン・フォンダ(コールガール)
◆スタッフと主なキャスト
監督:ロバート・マリガン
脚本:ハーマン・ローチャー
撮影:ロバート・サーティーズ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:ジェニファー・オニール /ゲイリー・グライムス
ジェリー・ハウザー/オリバー・コナント
1971年/アメリカ(カラー)です。
◆ストーリー
15歳の夏、ハーミー(ゲーリー・グライムス)は第二次大戦の戦火から
逃れるため、ニューイングランドの沖合いに浮かぶ美しい島にきていた。
彼はその島で、オシー(ジェリー・ハウザー)とベンジー(オリヴァー・コナント)という
友人を作りいつも3人は、退屈な日々を終日海辺で暮らしていた。
彼らの好奇心は、もちろん性への欲求が強く、旺盛な好奇心を湧きたたせていた。
ある日、3人は小高くなった丘にポツンと建つ家の前で、新婚の若い夫婦が楽しげに
語らっているのを、遠くから眺めていた。
ハーミーの目には、その美しい新妻の横顔が鮮明に焼きついて離れず、ただ呆然と
小さな家を眺めていた。翌日、桟橋でボートに跳び乗ったハーミーの目に昨日の
美しい女の姿が映った。
彼女は、戦場に向かう夫を見送りに来ていたのだ。彼女のドロシー(ジェニファー・オニール)と
いった。・・・・・・・
◆見どころ
「1942年の夏、僕たちは沿岸警備隊の詰所を4回襲った。
五本、映画を観た。九日間雨が降った。ベンジーは腕時計
をこわし、オシーはハーモニカを吹かなくなった。そして僕
は、あの十五歳のハーミーを永遠に失ってしまった。」
セックスへの好奇心、年上の女性への憧れ、そして体験と
思春期映画の典型的パターンを踏襲しながら、みごとな哀感を
表現した名作です。
スーラーの点描画を彷彿させるロバート・サーティーズの撮影はおそらく
撮影カメラノレンズに何かをかぶせて撮ったのでしょう。この風景の
美しさにまずしびれてしまいました。また当時の人気映画音楽家
ミシェル・ルグランの哀切なテーマ曲は今でもお気に入りの映画音楽です。
なんといっても、ラストのハーミーとドロシーのダンスシーンと一夜をともに
過ごすシーンの静けさが素敵でした。
勇気だめしでコンドームを買うくだりも、当時の自分にはとても気持ちが
理解できた名シーンでもあります。
ロバート・マリガンの知性と穏やかで優しさ溢れる演出は、気持ち
の良い映画とはどういう映画なのかを、端的に教えてくれます。
地味ですが、アメリカ映画珠玉の一作といえます。
◆気になる役者さんたち
ドロシー役を演じた、ジェニファー・オニールは結局これだけが
印象に残った作品となってしまいました。憂いをおびたあの面影は当時の
思春期だった映画ファンには、忘れられない一人となっているでしょう。
当時の話題 以下は
出典: 1971年とは
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
1978年のその他の代表映画
北米
1. ある愛の詩
2. Little Big Man (Little Big Man)
3. おもいでの夏(Summer of '42)
第44回アカデミー賞
* 作品賞 - フレンチ・コネクション
* 監督賞 - ウィリアム・フリードキン(フレンチ・コネクション)
* 主演男優賞 - ジーン・ハックマン(フレンチ・コネクション)
* 主演女優賞 - ジェーン・フォンダ(コールガール)
◆スタッフと主なキャスト
監督:ロバート・マリガン
脚本:ハーマン・ローチャー
撮影:ロバート・サーティーズ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:ジェニファー・オニール /ゲイリー・グライムス
ジェリー・ハウザー/オリバー・コナント
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June 27, 2009
卒業 1967年 アメリカ映画
◆卒業
1967年/アメリカ(カラー)です。
◆ストーリー
大学を優秀な成績で卒業したベンは、家に戻っても将来のビジョンが
何も見つけられず、虚無的な生活を続けていた。両親が開いた卒業パーティーで
そんな彼を誘惑しようとする、親の友人のロビンソン夫人。
一度はその誘惑を振りきったベンだっだが、彼女の誘惑は強い刺激となってしまい
数日後、今度はベンのほうからデートを申し込んでしまう。こうして2人はその後
しばしばホテルで会うようになるが、ロビンソンの娘エレーヌが学校休みで戻って
から大きくくずれていってしまう。
何も知らない両親の勧めで、初めはいやいやながらエレーヌとつき合ったベンだが
その可憐さ、清純さに次第に彼女を本気で愛するようになってしまう。
しかし、ロビンソン夫人が二人の仲を認めるわけもなく・・
◆見どころ
ラストでの花嫁盗み出しシーンが、当時若者達の大喝采をあびて大ヒットしました。
しかしこのラストを含め映画の内容は、年配者からはちょっと疑問視されています。
新感覚の演出とみずみずしいサイモン&ガーファンクルの音楽で優しくオブラード
されてはいますが、この映画の題材は、両親と年の違わない人妻との不倫そして今度は
その娘との恋愛なのです。こうして文字にするとかなりとんでもない内容であることが
わかります。
この映画が公開された67年、当時は性はまだスキャンダラスなものという考えで
あり、ハリウッド映画がこれほどセックスをあけすけと語り、しかも通常では
考えにくい三角関係に焦点をあてたことはありませんでした。
かって、アメリカ映画の伝統のジャンルであった家庭映画の道徳観、倫理観や
暖かさは、まったく消えうせてしまいシニカルで、ペシミスティックな
冷ややかさでこのロビンソン一家の崩壊を描いています。
舞台演出で修練を積んだマイク・ニコルズ監督の代表作となった作品です。
また、もうひとつ「卒業」が生んだ独創性が音楽の使い方でした。
サイモン&ガーファンクルという人気デュオのすでにレコード化してあった
「サウンド・オブ・サイレンス」「スカボロー・フェア」などに加え
映画用として作られた「ミセス・ロビンソン」などを効果的に使用しています。
当時の映画のなかでも、はっきりとターゲットを若者の感性に絞った戦略で
あり、後の映画サウンドトラックに大きな影響を残しました。
◆気になる役者さんたち
ダスティン・ホフマン・・(ベンジャミン・ブラドック役)
この暗い題材の前半で、笑いを誘う名演をみせた主人公ベン。
卒業といえば、あのラストシーンが有名ですが、彼の真骨頂は
アン・バンクロフトに初めてデートを申し込み、ホテルのフロントで
右往左往するシーンなどの奇妙なおかしさにあります。
ずんぐりむっくりでさほど美男子とも言えない彼は、この後
「真夜中のカーボーイー」で、ニューヨークに巣くうちっぽけな麻薬売人を
演じ、一気に名優として開花していくのです。
また、若き日のリチャード・ドレイファスが後半アパートの住人役で
登場します。気をつけていればすぐにわかりますよ。
当時の話題 以下は
出典: 1967年とは
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
1967年のその他の代表映画
第40回アカデミー賞
* 作品賞 - 夜の大捜査線
* 監督賞 - マイク・ニコルズ(卒業)
* 主演男優賞 - ロッド・スタイガー(夜の大走査線)
* 主演女優賞 - キャサリン・ヘプバーン(招かれざる客)
◆主なキャスト・スタッフ
監督:マイク・ニコルズ /脚本:バック・ヘンリー/カルダー・ウィリンガム
原作:チャールズ・ウェップ
撮影:ロバート・サーティース
音楽:ポール・サイモン /デイヴ・グルーシン
出演:アン・バンクロフト /ダスティン・ホフマン
キャサリン・ロス
1967年/アメリカ(カラー)です。
◆ストーリー
大学を優秀な成績で卒業したベンは、家に戻っても将来のビジョンが
何も見つけられず、虚無的な生活を続けていた。両親が開いた卒業パーティーで
そんな彼を誘惑しようとする、親の友人のロビンソン夫人。
一度はその誘惑を振りきったベンだっだが、彼女の誘惑は強い刺激となってしまい
数日後、今度はベンのほうからデートを申し込んでしまう。こうして2人はその後
しばしばホテルで会うようになるが、ロビンソンの娘エレーヌが学校休みで戻って
から大きくくずれていってしまう。
何も知らない両親の勧めで、初めはいやいやながらエレーヌとつき合ったベンだが
その可憐さ、清純さに次第に彼女を本気で愛するようになってしまう。
しかし、ロビンソン夫人が二人の仲を認めるわけもなく・・
◆見どころ
ラストでの花嫁盗み出しシーンが、当時若者達の大喝采をあびて大ヒットしました。
しかしこのラストを含め映画の内容は、年配者からはちょっと疑問視されています。
新感覚の演出とみずみずしいサイモン&ガーファンクルの音楽で優しくオブラード
されてはいますが、この映画の題材は、両親と年の違わない人妻との不倫そして今度は
その娘との恋愛なのです。こうして文字にするとかなりとんでもない内容であることが
わかります。
この映画が公開された67年、当時は性はまだスキャンダラスなものという考えで
あり、ハリウッド映画がこれほどセックスをあけすけと語り、しかも通常では
考えにくい三角関係に焦点をあてたことはありませんでした。
かって、アメリカ映画の伝統のジャンルであった家庭映画の道徳観、倫理観や
暖かさは、まったく消えうせてしまいシニカルで、ペシミスティックな
冷ややかさでこのロビンソン一家の崩壊を描いています。
舞台演出で修練を積んだマイク・ニコルズ監督の代表作となった作品です。
また、もうひとつ「卒業」が生んだ独創性が音楽の使い方でした。
サイモン&ガーファンクルという人気デュオのすでにレコード化してあった
「サウンド・オブ・サイレンス」「スカボロー・フェア」などに加え
映画用として作られた「ミセス・ロビンソン」などを効果的に使用しています。
当時の映画のなかでも、はっきりとターゲットを若者の感性に絞った戦略で
あり、後の映画サウンドトラックに大きな影響を残しました。
◆気になる役者さんたち
ダスティン・ホフマン・・(ベンジャミン・ブラドック役)
この暗い題材の前半で、笑いを誘う名演をみせた主人公ベン。
卒業といえば、あのラストシーンが有名ですが、彼の真骨頂は
アン・バンクロフトに初めてデートを申し込み、ホテルのフロントで
右往左往するシーンなどの奇妙なおかしさにあります。
ずんぐりむっくりでさほど美男子とも言えない彼は、この後
「真夜中のカーボーイー」で、ニューヨークに巣くうちっぽけな麻薬売人を
演じ、一気に名優として開花していくのです。
また、若き日のリチャード・ドレイファスが後半アパートの住人役で
登場します。気をつけていればすぐにわかりますよ。
当時の話題 以下は
出典: 1967年とは
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
1967年のその他の代表映画
第40回アカデミー賞
* 作品賞 - 夜の大捜査線
* 監督賞 - マイク・ニコルズ(卒業)
* 主演男優賞 - ロッド・スタイガー(夜の大走査線)
* 主演女優賞 - キャサリン・ヘプバーン(招かれざる客)
◆主なキャスト・スタッフ
監督:マイク・ニコルズ /脚本:バック・ヘンリー/カルダー・ウィリンガム
原作:チャールズ・ウェップ
撮影:ロバート・サーティース
音楽:ポール・サイモン /デイヴ・グルーシン
出演:アン・バンクロフト /ダスティン・ホフマン
キャサリン・ロス
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June 25, 2009
ビックウェンズデー
◆ビッグウェンズデー
1978年 アメリカ映画(カラー)です。
カルフォルニアのとある海辺の町。そこではマット、ジャック、
リロイの3人を中心に陽気な若者たちが、サーフィングループ
を作っていた。
彼らの夢は水曜日にやって来るという伝説のビックウェイヴ
世界最大の波“ビッグウェンズデー”に挑戦することだった。
60年代を回顧する作品のなかで、大好評を博した名作。
ジョン・ミリアスのウェットさが日本人の好みにマッチした
作品といえます。
◆見どころ
やはり、圧巻はラストシーンの“ビッグウェンズデー”です。
津波に見えるような大波にはじき飛ばされるサーファーたち
いったいどうやって撮影したのでしょうか。
パイプラインと呼ばれる波の空間をサーフするマットやリロイ。
もちろん危険なシーンですから、代役のプロサーファーたちが
演じていますが、見事な撮影です。
またジャックがベトナム行きを決意して、一人最後になるかも
知れない故郷の海でのサーフシーンは哀感が漂います。
青春、友情という不滅の映画メッセージにベトナム戦争が
陰を落とす常套的な作り方ですが、ミリアス監督の優しさが
あざとさを見せず、いい出来栄えに仕上ています。
愛蔵品として、今でも月一の割合で観てしまう作品。ほろ
苦さがたまりません。ジャン・マイケル・ヴィンセントや
ウィリアム・カットの鍛え上げた肉体がかっこいいです。
当時、ほとんど目立たなかったがタフな
悪役として、3人の中で一番息の長い俳優になっています。
最後に流れるギターの音色がたまらなく、感傷的にさせます。
本当に優しい音色です。
◆気になる役者さんたち
リー・パーセル・・(ペギー)
マットの恋人役で、ヤンチャなマットを暖かく見守り彼の奥さんに
なってからも優しく彼を支えていきます。
ジャック、リロイとも家族のようにつきあい、ベトナムから戻った
ジャックと涙ながらに抱き合うシーンは最高でした。
いかにも日本人好みの可愛らしい顔立ちでしたが、残念ながら
本作以外では、これといった出演作を思い出せません。
ゲイリー・ビジー・・(リロイ)
当時、主人公3人のなかでは一番人気が低かった彼ですが、その後
悪役に転身、息の長い活躍をしています。
ウィリアム・カット・・(ジャック)
真面目に物事に向かう彼は、友人達がベトナム徴兵を回避しようと
するなか、一人自ら志願して出征していきます。しかし無事戻った
彼を待っていたのは、恋人の結婚、友人の戦死などの悲報なのです。
繊細な役柄を入魂の演技でこなしています。
当時の話題 以下は
出典: 1978年とは
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
1978年のその他の代表映画
北米
1. スーパーマン
2. グリース(en:Grease (film))
3. サタデー・ナイト・フィーバー
第51回アカデミー賞
* 作品賞 - ディア・ハンター
* 監督賞 - マイケル・チミノ(ディア・ハンター)
* 主演男優賞 - ジョン・ヴォイト(帰郷)
* 主演女優賞 - ジェーン・フォンダ(帰郷)
◆主なキャスト・スタッフ
監督:ジョン・ミリアス /脚本:ジョン・ミリアス
デニス・アーバーグ
撮影:ブルース・サーティーズ
音楽:ベイジル・ボリドウリス
出演:ジャン・マイケル・ヴィンセント/ウィリアム・カット
ゲイリー・ビジー/リー・パーセル
1978年 アメリカ映画(カラー)です。
カルフォルニアのとある海辺の町。そこではマット、ジャック、
リロイの3人を中心に陽気な若者たちが、サーフィングループ
を作っていた。
彼らの夢は水曜日にやって来るという伝説のビックウェイヴ
世界最大の波“ビッグウェンズデー”に挑戦することだった。
60年代を回顧する作品のなかで、大好評を博した名作。
ジョン・ミリアスのウェットさが日本人の好みにマッチした
作品といえます。
◆見どころ
やはり、圧巻はラストシーンの“ビッグウェンズデー”です。
津波に見えるような大波にはじき飛ばされるサーファーたち
いったいどうやって撮影したのでしょうか。
パイプラインと呼ばれる波の空間をサーフするマットやリロイ。
もちろん危険なシーンですから、代役のプロサーファーたちが
演じていますが、見事な撮影です。
またジャックがベトナム行きを決意して、一人最後になるかも
知れない故郷の海でのサーフシーンは哀感が漂います。
青春、友情という不滅の映画メッセージにベトナム戦争が
陰を落とす常套的な作り方ですが、ミリアス監督の優しさが
あざとさを見せず、いい出来栄えに仕上ています。
愛蔵品として、今でも月一の割合で観てしまう作品。ほろ
苦さがたまりません。ジャン・マイケル・ヴィンセントや
ウィリアム・カットの鍛え上げた肉体がかっこいいです。
当時、ほとんど目立たなかったがタフな
悪役として、3人の中で一番息の長い俳優になっています。
最後に流れるギターの音色がたまらなく、感傷的にさせます。
本当に優しい音色です。
◆気になる役者さんたち
リー・パーセル・・(ペギー)
マットの恋人役で、ヤンチャなマットを暖かく見守り彼の奥さんに
なってからも優しく彼を支えていきます。
ジャック、リロイとも家族のようにつきあい、ベトナムから戻った
ジャックと涙ながらに抱き合うシーンは最高でした。
いかにも日本人好みの可愛らしい顔立ちでしたが、残念ながら
本作以外では、これといった出演作を思い出せません。
ゲイリー・ビジー・・(リロイ)
当時、主人公3人のなかでは一番人気が低かった彼ですが、その後
悪役に転身、息の長い活躍をしています。
ウィリアム・カット・・(ジャック)
真面目に物事に向かう彼は、友人達がベトナム徴兵を回避しようと
するなか、一人自ら志願して出征していきます。しかし無事戻った
彼を待っていたのは、恋人の結婚、友人の戦死などの悲報なのです。
繊細な役柄を入魂の演技でこなしています。
当時の話題 以下は
出典: 1978年とは
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
1978年のその他の代表映画
北米
1. スーパーマン
2. グリース(en:Grease (film))
3. サタデー・ナイト・フィーバー
第51回アカデミー賞
* 作品賞 - ディア・ハンター
* 監督賞 - マイケル・チミノ(ディア・ハンター)
* 主演男優賞 - ジョン・ヴォイト(帰郷)
* 主演女優賞 - ジェーン・フォンダ(帰郷)
◆主なキャスト・スタッフ
監督:ジョン・ミリアス /脚本:ジョン・ミリアス
デニス・アーバーグ
撮影:ブルース・サーティーズ
音楽:ベイジル・ボリドウリス
出演:ジャン・マイケル・ヴィンセント/ウィリアム・カット
ゲイリー・ビジー/リー・パーセル
Posted by guide : 11:30 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲