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ビックウェンズデー

◆ビッグウェンズデー

 1978年 アメリカ映画(カラー)です。

カルフォルニアのとある海辺の町。そこではマット、ジャック、
リロイの3人を中心に陽気な若者たちが、サーフィングループ
を作っていた。
彼らの夢は水曜日にやって来るという伝説のビックウェイヴ
世界最大の波“ビッグウェンズデー”に挑戦することだった。

60年代を回顧する作品のなかで、大好評を博した名作。
ジョン・ミリアスのウェットさが日本人の好みにマッチした
作品といえます。

◆見どころ

やはり、圧巻はラストシーンの“ビッグウェンズデー”です。
津波に見えるような大波にはじき飛ばされるサーファーたち
いったいどうやって撮影したのでしょうか。
パイプラインと呼ばれる波の空間をサーフするマットやリロイ。
もちろん危険なシーンですから、代役のプロサーファーたちが
演じていますが、見事な撮影です。

またジャックがベトナム行きを決意して、一人最後になるかも
知れない故郷の海でのサーフシーンは哀感が漂います。

青春、友情という不滅の映画メッセージにベトナム戦争が
陰を落とす常套的な作り方ですが、ミリアス監督の優しさが
あざとさを見せず、いい出来栄えに仕上ています。

愛蔵品として、今でも月一の割合で観てしまう作品。ほろ
苦さがたまりません。ジャン・マイケル・ヴィンセントや
ウィリアム・カットの鍛え上げた肉体がかっこいいです。

当時、ほとんど目立たなかったがタフな
悪役として、3人の中で一番息の長い俳優になっています。

最後に流れるギターの音色がたまらなく、感傷的にさせます。
本当に優しい音色です。

◆気になる役者さんたち

リー・パーセル・・(ペギー)
マットの恋人役で、ヤンチャなマットを暖かく見守り彼の奥さんに
なってからも優しく彼を支えていきます。
ジャック、リロイとも家族のようにつきあい、ベトナムから戻った
ジャックと涙ながらに抱き合うシーンは最高でした。
いかにも日本人好みの可愛らしい顔立ちでしたが、残念ながら
本作以外では、これといった出演作を思い出せません。

ゲイリー・ビジー・・(リロイ)
当時、主人公3人のなかでは一番人気が低かった彼ですが、その後
悪役に転身、息の長い活躍をしています。

ウィリアム・カット・・(ジャック)
真面目に物事に向かう彼は、友人達がベトナム徴兵を回避しようと
するなか、一人自ら志願して出征していきます。しかし無事戻った
彼を待っていたのは、恋人の結婚、友人の戦死などの悲報なのです。
繊細な役柄を入魂の演技でこなしています。

当時の話題 以下は

出典: 1978年とは
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

1978年のその他の代表映画 

北米
   1. スーパーマン
   2. グリース(en:Grease (film))
   3. サタデー・ナイト・フィーバー
   
第51回アカデミー賞
    * 作品賞 - ディア・ハンター
    * 監督賞 - マイケル・チミノ(ディア・ハンター)
    * 主演男優賞 - ジョン・ヴォイト(帰郷)
    * 主演女優賞 - ジェーン・フォンダ(帰郷)

◆主なキャスト・スタッフ

監督:ジョン・ミリアス /脚本:ジョン・ミリアス
      デニス・アーバーグ
撮影:ブルース・サーティーズ
音楽:ベイジル・ボリドウリス


出演:ジャン・マイケル・ヴィンセント/ウィリアム・カット
   ゲイリー・ビジー/リー・パーセル

Posted by guide : 11:30 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲

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