結婚スピーチ 新婦の同僚(女性)より
■結婚スピーチ
●新婦の同僚(女性)より
成宮さん、かおりさん、ご結婚おめでとうございます。
本日は、お招きをいただいたうえ、お祝いの言葉を述べさせて
いただくことができることは、入社以来の同僚として、大変、
うれしく思い、今日という日を楽しみにしておりました。
本日は、私たち職場の者が三人・新婦側のご招待を受けて出席させて
いただき、その代表として私がお祝いの言葉を述べさせていただきます。
私は、かおりさんと同じ職場におります江戸川晴美でございます。
新郎の成宮さんは、すぐ隣の資材部ということで、やはりよく存じ上げて
いる仲でございます。
それだけに今日ばかりは私たち三人、さきほどから成宮さんに
対し、ひと言注文をつけたい心境でおりました。
といいますのも、かおりさんはご覧のように社内でも評判の美人の
うえ、仕事も手早く、正確で明るい性格の方ですから、男子社員の
あこがれのまとでした。
それだけに、あまりたいした用でもないのに、なにかとかおりさんに
話しかける男性があまりに多いので、私たち、今日出席の三人はいったい
誰がかおりさんの心を射止めるのかと目を光らせていまおりました。
ところがどうでしょう、成宮さんは会社では、いっさいそんなそぶりを
みせずに、かおりさんと自宅の方向が同じことを幸いに、朝は駅で偶然
合ったようなふりをしたり、帰りは一電車遅らせて自宅までおしやべり
しながらなどのアプローチをこころみたようなのです。
そのためとうとう彼女は成宮さんに根負けして首をたてに振ってしまった
という訳です。でも実は、それだけ行動的な成宮さんが、実はとてもやさしい
人であることも存じておりますので、彼なら、まあいいかと、内心ほっとして
いるのも、三人の偽らない気持でございます。
しかしここでお願いがあります。当分は共働きされるとのこととお聞き
しましたが、そうなるとどうしても女性のほうに負担が多くかかります。
成宮さんには、ぜひかおりさんを、いままで以上にいたわって幸せにして
上げてください。もし粗末に扱われるようなことがあったら、私達3人組が
黙っていませんからね。
入社して以来の僚友として、おふたりのなれそめをご紹介してまいり
ましたが、お二人でつくるこれからのご家庭がどんなものになるのか
楽しみにしております。
今日は、本当におめでとうございました。
■チェックポイント
新郎新婦がどちらも同僚なので、女性側の立場から新郎を
持ち上げたり、下げたりしてユニークなスピーチを構成してみる
のもいいのでは。
●参考文献
梧桐書院 短くてさわやかな結婚スピーチ
ナツメ社 シチュエーション別 短いスピーチ
講談社 マナー以前の社会人常識
投稿者 on 2008年04月26日 19:13
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