結婚披露宴のマナー(スピーチ編)
結婚のお祝いスピーチを依頼されたら光栄なことと受けとめ
支障がなければ、快く引き受けましょう。
・スピーチの長さは2.3分以内、文字原稿にして約1000文字程度
(400字原稿用紙で2.3枚)に収めると長くなく、短くなくのスムーズ
なスピーチになります。
・話し方は普通の話し言葉でかまいません。朗読・演説口調はいけません
・事前に内容を新郎新婦に伝えておいてもかまいません。
・新郎新婦や親族が忌み嫌う過去の話は絶対にタブーです。
・内容には下記の忌み言葉が入らないよう確認します。
切れる、別れる、去る、終わる、失う、冷める、逃げる、追う
また、次の重ね言葉も避けましょう。重ね重ね、たびたび、返す返す、
次々と
などが、タブー語句になります。
●内容の構成
文案の例文は、新郎の友人からの構成ですが
1.スピーチの最初に結婚を祝う言葉
2.自己紹介、新郎、新婦との関係、
3.エピソード
4.終わりに再度祝意の言葉
の基本パターンです。
エピソードはひとつに絞り微笑ましいエピソードを紹介してあげましょう。
●結婚スピーチの文案 新郎 友人(男性)より
○○くん。■■さん。ご結婚おめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
新郎の○○くんと、僕は小さい頃からの友人で、よくいたずらも、そして
先生からのお叱りもともに一緒に受けた仲であります。
社会人になってからもよく一緒にお酒を飲みながら、語り合う仲でしたが
ある日「男女の愛について?」という実に高尚なテーマで討論をしたこと
がありました。
その中で彼はそれまで「男女の愛に永遠はない。」と言うのが口癖だった
のですが、そのとき新郎の○○くんは突然「ある」言いだしました。
「え?いつから彼は主旨変えをしたんだ?」と言うのが僕の率直な
感想でした。
今日のめでたい招待状が僕に届いた時に、
「まったく、こういうわけがあったのか」と理解した次第であります。
頑固な○○くんをそこまで変えた■■さんは偉大な女性であります。
○○くん。■■さん
いつまでも熱い二人であって下さい。
本当におめでとうございます。
●参考文献
梧桐書院 短くてさわやかな結婚スピーチ
ナツメ社 シチュエーション別 短いスピーチ
講談社 マナー以前の社会人常識
投稿者 on 2008年03月05日 14:20
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