結婚スピーチ 新郎の友人(男性)より
桑田君、由子さん、おめでとうございます。お二人の幸せそうなお姿に
友人としてとても嬉しいおもいです。
本日は、悪友の一人としてお二人が結ばれるまでの大ロマンスを、皆様に
ご紹介することができ、何よりのお祝いと存じますので、彼には頼むから
やめてくれと言われましたが、これだけはお伝えしようと決心したしだいです。
それには、桑田君と由子さんを無事結婚に至らせた、ある男の話からご紹介
しなければなりません。
ある日、桑田君から、どちらかというと女性には縁が薄いA君に、××で
待ちあわせないかとの電話がありました。
A君は、出不精の彼からなんでまたとの思いがあったのですが、まあとりあえず
行ってみると、そこには由子さんもきていて、三人で楽しい休日を過ごしたのです。
最初、A君はガールフレンドもいない自分に同情して桑田君が引き合わせてくれた
だろうかと喜んだのですが、どうもそうではないようでA君の前で手をつなぎながら
ずいぶんとアツアツぶりをみせつけてくれたそうです。
それからは、頻繁に桑田君から遊びのお誘いがかかり、行ってみると必ず由子さんも
同席しており、たんびたんび、二人のアツアツぶりを見せつけられたA君は、いいかげん
ただ二人についていくだけの自分になにやら憮然とした気持ちで帰るようになったそう
です。
そこまで、進んだ二人の恋なら、遠慮するのが礼儀と次は断ったA君でしたが、それでも
なお、お誘いがかかるので、A君は、ついに桑田君に真意を問い正したのだそうです。
すると、それは由子さんのご両親から、決して二人だけで遠出をしないでくれとの
約束のうえで、交際が認められているとのことで
「頼む、何とか協力してくれ。」と懇願されたのだそうです。そう打ち明けられたとき
A君はそれじゃ、いままでの自分は、いったい何だったのかと思ったのだそうです。
そのA君とは、実はこの私のことで、本当は恨みつらみのひと言もいいたいところですが
桑田君から頼まれた以上、手も引けず協力してきた訳です。
本日は、彼ら二人が、ご両親の約束を守ってこられたことを、ここに由子さんのご両親に
証人としてご報告申し上げる次第です。
最後に、二人の変わらぬ愛情と幸せをお祈りしましてA君の祝辞に代えさせて
いただきます。
本日はまことにおめでとうございます。
●アドバイス
自分のことを他人扱いすることによってお祝いを表現している例文です。
話の内容によっては、ユーモア溢れる面白い表現になります。
●その他の表現
恋人同士と一緒に行動するくらい、アホらしいことはありません。
二人が仲よく話しているとき、自分はハミ出しもの。
二人の意見がぶつかったときは仲裁役。
結局は二人のご都合に合わせて利用され放し。
そして二人の流れによっては、邪魔者として気をつかって姿を
消さなければなりません。
こんな損な役どころはそうそうありませんよ。
投稿者 on 2008年11月10日 21:38
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