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遊星からの物体X The Thing

●遊星からの物体X    The Thing

監督:ジョン・カーペンター
製作:デヴィッド・フォスター
      :ローレンス・ターマン
      :ラリー・フランコ
原作:ジョン・W・キャンベル・Jr
脚本:ビル・ランカスター
撮影:ディーン・カンディ
特撮:アルバート・ホイットロック
特殊効果:ロブ・ボッティン
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演
      :カート・ラッセル・・・・・・・・・・・・・・・・マクレディ
      :キース・デヴィッド・・・・・・・・・・・・・・チャイルズ
      :ピーター・マローニー・・・・・・・・・・・・・ベニングス
      :A・ウィルフォード・ブリムリー・・・・・・ブレア
      :リチャード・ダイサート・・・・・・・・・・・・Dr・コッパー
      :ドナルド・モファット・・・・・・・・・・・・・・ギャリー
      :T・K・カーター・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノゥルス
      :デヴィッド・クレノン・・・・・・・・・・・・・・・パーマー
      :チャールズ・ハラハン・・・・・・・・・・・・・ノリス

STORY

  1982年南極。アメリカ南極観測隊の基地に1匹の
犬が逃げこんできます。その犬は軍用ヘリから執拗に
追われてきたもので、ヘリから狙い撃ちされる。

  ヘリはアメリカ基地に着地し、射手はなおも銃で
執拗に犬を狙い撃ちしはじめ、基地内での発砲の
ために射手はアメリカ基地のゲーリーに
より射殺される。

  ヘリはノルウェイ基地からやってきたのですが、何の
理由で彼らは、犬1匹を執拗に追い詰め殺そうとしたの
だろうか。
  原因を探るべくノルウェイ基地に出向くと、基地は
廃墟と化しており尋常ではない形状のの死体が
転がっています。外には人間とも動物とも思えない謎の
焼死体・・・・・・・・
 
見どころ

  1951年、ハワード・ホークスにより映画化された
遊星よりの物体X」のリメイク版。
 ジョン・カーペンターはこの旧作に敬意を払いながらも
より原作に忠実な映画化を試みました。

  原作の"物体X”は正体不明の物体として書かれて
いますから、本作の方が映画化としては忠実なのですが
特殊効果ロブ・ボッティンの創造したクリーチャーがあまりに
リアリスティックにグロいため、その変態ぶりにかなりの
否定論が飛び出しました。

  実際、その見事なグチャグチャぶりは、ホラーファンでも
かなりの衝撃です。

thing82_2.jpg
  特殊効果による刺激が強いことは間違いないのですが
実は、脚本もうまく練り上げられていて、南極基地という
閉ざされた空間に突如侵入してきた不明生物に、いつ
襲われ同化させられるかもしれない恐怖と緊張、そして
仲間に対する疑いが次第にふくらんでいく過程が実に
見事です。

文句なしのお奨め!

怖い   度 ☆☆☆
ショック度
☆☆☆

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