ホラー映画 を ＤＶＤ で楽しむ

■悪魔のいけにえ The Texas Chainsaw Massacre

１９７４年 アメリカ映画

監督：
製作：ジェイ・パースレイ  
脚本：トビー・フーパー
     ：キム・ヘンケル
撮影：ダニエル・パール
音楽：ウェイン・ベル
     ：トビー・フーパー
出演：マリリン・バーンズ
     ：ガンナー・ハンセン
     ：エド・ニール

ＳＴＯＲＹ

   １９７３年夏、テキサス。カーラジオからはひっきりなしに
猟奇犯罪のニュースが流れている。
   夏休みを利用して、５人の若者がドライブ旅行中に出た。
その若者たちがテキサスの片田舎でふと立ち寄った一軒屋。
そこは、残忍な殺人鬼一家の家だった・・・・・・

見どころ

   ストーリーも、なぜこんな残忍な精神異常の一家がいるのか
映画は何も説明することなく、ただただ、５人の若者が異様な
マスクをかぶった大男に追いかけられ、殺されていく様を描いて
いる映画。

   その怖さは、比類がありません。
しかも、この驚くべき映画は、全米を震撼させた実際の殺人事件を
ヒントに制作されたということ。

  こちらのほうが、本当に怖い話ですな。
実在した殺人鬼エド・ゲインをモデルにして脚色されたこの映画は
残酷やグロテスク味のなか、ショックで観客をホラー世界にどっぷりと
つからせようとする映画です。

  とくに、大男が電動ノコギリを振りかざすガーガーという音と
追いかけられる男女の悲鳴には、神経がまいってしまいました。

この、ショックの与え方は、以後のスプラッター・ホラーの原点に
なりましたね。

黄色っぽいザラザラした画面と、熱気までが伝わってくる画面構成

これが監督デビューのトビー・フーパーは、どうしてもメジャーに
なりたかった。だから従来のヒッチコック的積み重ねの怖さではなく
ショッキングに徹したやり方で作りました。

生理的には好みませんが、ホラー映画としては、はずせません。

ショック 度  ☆☆☆
ぐったり 度  ☆☆☆

■１３日の金曜日  Friday The 13Th

１９８０年  アメリカ

監督：ショーン・Ｓ・カニンガム
脚本：ヴィクター・ミラー
撮影：バリー・エイブラムス
特殊メイク
     ：トム・サヴィーニ
音楽：ハリー・マンフレディーニ

出演
    ：ベッツィ・パルマー
    ：エイドリアン・キング  
    ：ハリー・クロスビー
    ：ローリー・バトラム  
    ：マーク・ネルソン  
    ：ケヴィン・ベーコン

ＳＴＯＲＹ

１９５７年、一人の少年が湖で溺れ死んだ。クリスタル・レイク
と呼ばれた人気キャンプ場は、この事件をきっかけとして 閉鎖となる。
１０数年ぶりに夏のキャンプが再開されるが、準備のために
集まって来た若者達は、13日の金曜日に次々と何者かに
殺されていく・・・・・一体この事件の裏には。

見どころ

一応、ストーリーはあるものの、矛盾だらけなのです。・・・笑
単純にスプラッターホラーの代表作として楽しめばいい１本。

理屈をこねだしたら、とまんなくなります。

正統派映画ファンには、許されない映画なのでは

たとえば、後の名優となるケヴィン・ベーコン君のシーン
彼はベットで寝てるところを襲われるわけですが、どう考えても
犯人の手の長さが２ｍ近くないと、あの方法は無理かと・・・

淡々と、無感情に若者が殺されていく様は、後のスプラッター映画に
大きな影響を与えました。


なお、この映画は観客へのサービスとして、怖いシーンが苦手と
いう方のために、過激シーンの前に

チッチッチッチ・・・ハッハッハッハッ・・・・

という効果音楽が流れます。怖い方はそれが聞こえたら
顔をそむけてくださいという合図になっていますね。

なんと、素敵なスプラッターでしょう。・・・・ 笑

最高です。こういう映画