会話 尊敬語・謙譲語・丁寧語
毎年5月を過ぎると、TVなどでも、4月からの新社会人向けの
テーマとして、尊敬語・謙譲語・丁寧語の話題が放映されるように
なります。
最近は通信販売で、DVDも販売されているようです。
また、ビジネスマナー講座もこの時期はかなり繁盛するようです。
入社して、すぐに完璧な尊敬語や丁寧語を話せることは困難ですが
少しずつでも、使いかたを覚えていくことが大事です。
◆相手を高める尊敬語
尊敬語には、「れる」や「られる」などの尊敬の助動詞を使う表現と
「言う」を「おっしゃる」に言い換えるような、尊敬の動詞を使う
表現などがあります。
また、「お~になる」という言いまわしもよく使われます。
(使い、読み)
◆自分を低い位置に置く謙譲語
謙譲語には、「言う」を「申す」に、「する」を「いたす」にするような
謙譲の動詞を使った表現と、「お~する」や「~させていただく」の
ような言い方があります。
◆相手に対する敬意を表す丁寧語
文末を「です」「ます」「ございます」として相手に対して敬意を表すのが、丁寧語です。
また、「お客様」や「ごあいさつ」などのように、語句の前に「お」や「ご」などの
接頭語を使い敬意を表す表現もできます。
ただし、尊敬語に使いすぎると不自然だったり
二重敬語になることもありますので、気をつけましょう。
※二重敬語の例
最も多いのが、尊敬語に、「れる」「られる」の尊敬語を重ねる間違い。
「お聞きになる」を「お聞きになられる」と表現する。
「おいでになりました」を「おいでになられました」と表現する。
◆敬語を身につけるには?
敬語は、慣れないとうまく使いこなせません。
そして敬語を身につけるには、実際の経験が大事です。
本を読んだだけでは実際の場でうまく使いこなすことはできないでしょう。
最初は、間違えたりするでしょうが、実際に、口に出して話してこそ
身につくものなのです。
また、練習は実際に声を出してやると格段に早く覚えるそうです。
基本語 尊敬語 謙譲語
言う おっしゃる 申す
聞く お聞きになる うかがう 拝聴する
見る ご覧になる 拝見する
思う おぼしめす 存じる
いる おいでになる おる
いらっしゃる
行く おいでになる うかがう
いらっしゃる
来る おみえになる まいる
する なさる いたす
会う お会いになる お目にかかる お会いする
食べる 召し上がる いただく
与える くださる 差し上げる
投稿者 on 2009年07月21日 17:10