慶事の司会 結婚披露宴の司会あいさつ・式次第・プログラム進行(15)
⑬両親への花束贈呈-3
「幸せの色に頬を染めた新郎新婦が、ご両親の前へまいりまして、まず新しい
お母様に大きな花束が贈られます。つづいて、やはり新しいお父様の胸もとにも、
同じ一輪の花が飾られました。贈るほうも、贈られるほうも、とても幸せそうな
すてきな光景でございます。」
◆ポイント
このような場面では、どうしてもセンチメンタルを前面に出しがちですが最近の
傾向としてはかえって逆効果ともいえます。まるでお涙頂戴的シチュエーションは
避けて、カラッとした口調で話すほうが良いのではないでしょうか。ただし参列者の
心を打つような文句はやはり必要となります。
また、花束を母親だけにしか贈らないケースや、両親がそろわず、片親のケースも
当然ありますが、その際の話し方としては
「新郎が14歳のときにご主人を亡くされたお母様は、以来12年間にわたって女手一つで
新郎を育ててこられました。いま、そのわが息子の晴れの姿を目の前にして、さぞや
ご胸中には万感の思いがこみあげていることでしょう。」
など、あまり湿っぽくならない程度に感動的な言葉を添えてください。
もちろん父親だけの場合も同様です。
⑭謝辞
-ひきつづいて両家代表の謝辞が述べられます。-
いままでの通例ですと、新郎の父親が代表して述べることが多かったのですが
最近は、その前に新郎新婦の謝辞が入る場合が増えていますし、新郎新婦の
謝辞だけですませる場合もあります。司会者は打ち合わせにあわせてまずあいさつ
をはじめていきましょう。
「それでは、新郎新婦にもご両親と一緒に並んでいただきましょう。ここで、ご披露宴の
結びのごあいさつがございます。まず、すがすがしくもさわやかな新郎新婦からです。
おふたりを代表される新郎(新郎新婦)の喜びの声をお聞きください。」
-新郎のあいさつが終わり-
「つづきまして、ごあいさつは新郎のお父様の祝賀慶三様でございます。」
投稿者 on 2009年11月18日 21:41
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