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大脱走 The Great Escape

◆大脱走 The Great Escape

 
1963年 アメリカ映画 (カラー)

多彩な男性スター陣、「荒野の7人」で好調だった男たちが
もう一度集結。実話の映画化だが,アクション派の巨匠
ジョン・スタージェス監督は、ユーモア・センスとスポーツマン
的な行動性を前面に押し出し、ビックスケールの娯楽大作に
仕上ました。特にマックィーンの豪快なオートバイによる脱走シーンは
今でも、名場面として語り継がれています。

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◆ストーリー

新しく作られたナチのルフト捕虜収容所に連合軍将校の捕虜たちが
送りこまれてきた。この連中はいままで各地の収容所で何度も脱走を
企てた札つきのトラプル・メーカ-たちだった。

ドイツ軍はこの札つきたちを、どうせなら1個所に集め、厳重に監視して
おけば良いという考えだった。ルフト捕虜収容所は、この札つきの男たちが
挑戦しても絶対脱走は不可能だというドイツ軍が新設した自信満々の
捕虜収容所なのである。

捕虜の隊長であるイギリス高級将校ラムゼー(ジェームズ・ドナルド)は
収容所長フォン・ルーゲル中佐に宣言する。

「脱走を試みて敵を混乱させることは、我々軍人に残されたただ1つの
 任務である。たとえ失敗しても何度もやるだろう」と・・・・・・。

人所してまもない捕虜たちは、早速 ”脱走” 目的に向かって団結し実行に
移り始める。国籍はアメリカだが、英空軍にはいっているヘンドリー(ジェームス・ガーナー)
オーストリア人で機械設備の職人セジウィック(ジェームス・コバーン)
トンネル掘りの名手であるポーランド人のダニー(チャールズ・ブロンソン)と
ウィリー(ジョン・レイトン)は、地形,地質,警備状態の調査を開始した。

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セジウィックはトラックにもぐりこめるかを実験。不敵な面魂のアメリカ士官
ヒルツ(スティーヴ・マックイーン)は有刺鉄線の下へ野球のボールを投げて
敵の反応を試した。

そんな折りも折り,英空軍中隊長バートレット(リチャード・アッテンボロー)が投獄されてきた。
彼こそは、仲間から ”ビックX” と呼ばれる脱走計画の大ベテランである。
彼は、収容所から森へ3本のトンネルを掘り250人を逃亡させるという大脱走計画が
バートレットを中心にさっそく実行に移される。身分証明書の偽造、背広作り、地図の作製も
同時進行だ。

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トンネルの1つが看守に発見され、捕虜の一人が銃殺されたが、それがかえって彼らの
脱走魂に火をつけた。ヘンドリーが早業で看視兵から身分証明書を盗み,複製させた。

ついに脱走準備は完了した。手製の平服を着た250人は緊張のうちに決行の瞬間を
待つのだった・・・・・・・・・・・・・・。

◆見どころ

前半は、脱走計画を練る男達のユーモア、後半はいったい何人が無事脱走できるかの
サスペンスと見事な構成のなかでも脱走寸前に閉所恐怖症の発作を起こすダニー
一人自転車でトロトロと田舎道を走るセジウィック、駅の検問で仲間を助けようとして
射殺されるアシュレー(デヴィッド・マッカラム)、過去の脱走計画をしみじみと回顧しあう
バートレットと副官ゴードンなど、出演者一人一人にキチンと見せ場が用意されています。

まさに、油の乗った職人芸といえるでしょう。

◆主なスタッフとキャスト

スタッフ

監督・・・・ジョン・スタージェス
製作・・・・ジョン・スタージェス
脚本・・・・ジェームズ・クラヴェル/W・R・バーネット
音楽・・・・エルマー・バーンスタイン
撮影・・・・ダニエル・ファップ

キャスト     

スティーブ・マックイーン・・・ヒルツ
ジェームズ・ガーナー・・・・・ヘンドリー
リチャード・アッテンボロー・・バートレット
チャールズ・ブロンソン・・・・ダニー
ジョン・レイトン・・・・・・・ウィリー
ジェームズ・コバーン・・・・・セジウィック
ゴードン・ジャクソン・・・・・マクドナルド
デヴィッド・マッカラム・・・・アシュレー・ピット


Posted by guide : 10:15 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲

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