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ジュラシック・パーク Jurassic Park

◆ジュラシック・パーク  Jurassic Park

       1993年 アメリカ映画 (カラー)

  名作「シンドラーのリスト」が批評家の絶賛を浴びた
同じ年、スピルバーグ監督は、もう1本、
マイケル・クライトン原作のベストセラー小説
ハラハラ・ドキドキ恐怖映画「ジュラシック・パーク 」を
作り上げます。
  まさに八面六臂の大活躍をした年だったのです。

◆ストーリー

変わり者の億万長者”ハモンド”が辺境の島に究極のテーマパークを
完成させ、古生物学者の”アラン・ハモンド”、”エリー・サトラー”、
数学者”イアン・マルコム”、ハモンドの孫”ティム”、”レックス”を内覧の
ために招待する。

   パークには、発掘した琥珀に残っていたDNAから作られた本物の
恐竜が、生きていた。

  理論上は万全の安全体制のはずだったが、だがオープンを控えたその
“ジュラシック・パーク”に次々とトラブルが襲いかかる。
肉食恐竜の予想外の知能とDNAを売り飛ばそうとした1人の職員のために
パークは阿鼻叫喚につつまれる.......。

◆見どころ

   最初は草食のおとなしい恐竜などを登場させ、その圧倒的CGIの威力で
観客を引きずり込む巧さ。そして台風がきて、電子フェンスが停電し、肉食恐竜が
闊歩しはじめていることを、観客にはわからせるが、主人公たちにはわからせない
サスペンスの巧さ。

jurassicpk.jpg

   ティラノザウルスがジープを見つけ追いかけるシーンのスピード感と恐怖は
全篇の白眉ともいえる名シーンです。名作「ジョーズ」より数段怖い恐怖です。

jurassicpark.jpg

デビュー作「激突」のシンプルな怖さに匹敵します。そしてラスト、食堂で孫たちが
ラプトルから逃げ回るシーンのリアル感と怖さは比類がありません。

実は、この映画脚本に大きな穴があります。数学博士マルコムのエピソードが
それで、まるでつじつまがあわないのです。それでなのでしょうか。
とにかく、恐竜のSFXを見せまくります。観客がその穴に気づく前に一気に
ラストまでもっていってしまうのです。笑

スピルバークは、「未知との遭遇」、「E・T」などのハートウォーミングな作品も
もちろんうまいのですが、彼の本質は、パニックやサスペンス演出の巧みさにあります。

「激突」、「ジョーズ」の演出をみれば、わかるとおり、おそらく怖がらせることにかけては
当代随一の名監督でしょう。

◆主なスタッフとキャスト

監督・・・スティーヴン・スピルバーグ
製作・・・キャスリーン・ケネディ/ジェラルド・R・モーレン
原作・・・マイケル・クライトン
脚本・・・マイケル・クライトン/デヴィッド・コープ
撮影・・・ディーン・カンディ
特撮・・・デニス・ミューレン/スタン・ウィンストン/フィル・ティペット/マイケル・ランティエリ
            ILM
音楽・・・ジョン・ウィリアムズ

出演
サム・ニール・・・・・・・・・・・ アラン・グラント
ローラ・ダーン・・・・・・・・・・ エリー・サトラー
リチャード・アッテンボロー・ ジョン・ハモンド
ジェフ・ゴールドブラム・・・・ イアン・マルコム
ウェイン・ナイト・・・・・・・・・  デニス・ネドリー
サミュエル・L・ジャクソン・・ レイ・アーノルド

Posted by guide : 17:45 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲

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